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つい、ひと月ほど前のことです。
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友人のお母さんのお見舞いに行く電車の中で、
私は、フラッシュバックのように、
暗い過去が浮かんできました。
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名前を出すと迷惑がかかるといけないから
言えませんが、、。
私自身、その人にされたことを苦々しく思っていましたが、それ以上に
私の大事な人への酷い仕打ちを思いだしていました。
それは ___ もう、20年近く前のことでした。
ずっとずっと、赦せない思いを引きずっていたのです。思い出す度に苦しくなる、
その暗い思いを、
浮かんでくる度に 心の奥に、
見ないようにして、
閉じ込めて来ていたのです。
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しかし、その日、私は 瞬間的に、
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嗚呼、もう二度と気持ちを押し込めるのはやめよう、そう決心したのです。
そうして、
白日の下に心をさらけだしてみて、
私が思ったことは、
神さまは、どんな極悪人でも赦すはず、
私も、あの人を許そう、そう思ったのです。
すると、
気持ちがすーっと楽になりました。
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そして私自身が 冷たかったことにも思いあたりました。
___ そうして、その人が、私の大事な人に、そんなことしか出来なかったことを憐れに思いつつ、出来うる限り愛して行こう、
そう決めたのです。
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すると、
私の心の中の冷たかった場所が、
温まって行くのを感じました。
氷が溶けたようでした。
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そして、
人を赦すというのは、
結局は 自分を癒すことだ、と
はっきりと、理解しました。
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◯ 不思議なこと
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最近、こんなことがありました。
昨年、ちょっとした気持ちのすれ違いで離れた、友人を 思い出してばかりいるので、
気になって、その人の消息を知る人に尋ねたところ、、、
私と離れた半年後、
昨年の私の誕生日 11/11 に
亡くなっていたのです。
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そして、
5/5 に、メモリアルイベントがあるそうで、
その準備の真っ只中に私から報せがあったこと、さらに、
私からのメッセージは、
同じナンバー、11:11 分に届いたそうで、
関係者の皆様は
本当に とても 驚いていました。
その亡くなった方は、
私の心の扉を叩き、
家族と話して欲しいと伝えてきたと思います。
そうしてその方のご家族と
心を紐解く大切さと許しについての話を
いたしました。
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このようなことを通して、
今回ほど、心の声を聴く大切さに
身が引き締まる思いをした事は
ありません。
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私は、心の揺れや、
目に止まることから浮かぶ感情や
誰かの名前、思い、想い出、に
とても敏感でしたから、
たどり着いたことでした。
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