感情を読み解く力

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【 自分の痛みに鈍感な人は
他人の痛みがわからない】
昨年、ある病いで入院し、手術したあとの人を 見舞った。
その時の病気以外にも、その人は、数年前にも脳の手術をしていたし、身体中が あちこちガタが来ていたが、全くそれに、頓着していなかった。
( 悪い場所は、切り取れば良いと考えているようだった。)
私の目からみてだが、その人は、あまりに自分の痛みに疎かった。また、親子関係、人間関係の造り方、仕事の仕方と、病気に対する対処が 同じようだな、と感じ、正直悲しくなった。
誇らしげに傷口を見せた。
痛かった、苦しかった、反省した、という言葉は、決して出てこないことに違和感を感じた。
何を言っても、心に入って行かない感じだった。
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私は、昨夜、
ドリアン助川さんの
水辺のブッダ、を読了した。
色々 な ことが 浮かんできて
書き切れないので、今日は、このことから書くことにした。
ドリアンさんのことは
もう、かなり前から テレビで観て知っていた。詩を読む番組が好きでした。最近、Facebook で出会い、嬉しくなった!メッセージや、タイムラインで 返してくれる言葉、伝わってくる波動は 暖かく、等身大の人だけが 発する何かがあるような、ヒューマニティー、インテリジェンスを感じています。
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以下。感じた感情、感覚は深い。
丁寧に感じて行き、言葉化するには、非常なエネルギーを伴う。
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.. 病人には 大きく分けて
四種類いる。
A 医者任せ / 他人任せ
病気は医者が治すと思う人
B 病気と闘う人
病を敵のように考える人
C病気は自分が作ったと理解し
あらゆる決意をもって、
回復改善に努力する人
D 何もせず病気と共に生きる人
人は、心を知らず、感情を熟知していないと、喜怒哀楽を無視してしまう。心には 全てを紐解く鍵があると言うのに。
例えば、怒りを否定する人は、もちろん全てではないが、権威主義を尊重していたりする。
神様は、余計な道具を持たせたりしない。 怒りには怒りの役割りがある。目的、手段を選ぶことは、もちろん 最大級に必要だが。
また こんな人もいる。
痛みに過敏に反応したり、現実逃避をしているように自分の心身の状態に無頓着、となる人。
それらは、ある意味幻想的な世界に 思考を住まわせるのと同じだ。
気づかないうちに、
様々なところが、蝕まれる。
飛躍して 聴こえるかもしれないが、そんな思考は、家庭内不和や、登校拒否、出社拒否、離婚、犯罪などに繋がり、あらゆる環境が乱れる原因となる。
しかし その反対に、全く 表沙汰にはならず、見た目が幸せそうな人もいる。
自己満足な生き方からは、本質的な幸福感は、望めないのだろうが、幸せ、の基準が 違うとそれに 気づくことができない。
病気からの回復と全体性への認識は繋がっているのだが。
何を理解したらよいのか。
続く