完璧思考を超えたときに乗り越えられるもの

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◆人智を超えた余白、余裕、遊びのある、詰め込まない生き方→→ 完璧思考を超えたときに乗り越えられるもの

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このタイトルを読めば、何のために今日は書こうとしてるか、察しの良い方はもうわかってらっしゃると思うんですが。
そうですあの方が、亡くなったことで、私は毎日考え、感性教育研究Artlosophy の見地から想うことを書いてみます。

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◯ 人生はデザインするものだ

人生から抜け出し死を選ぶ、というのは、自分がやりきれる限界というものを見てしまった、ということが原因だったのかもしれません。やり切った、でもそれに伴って結果が出ない、そこにあったのではないか、と。

その、そもそもの原因は生い立ちにあったとか言われる方もいますが、1番の原因は、やはり、〈自分自身が、余白のない、心にゆとりが無い生き方をしていると言うことに、気がつけなかったところ、〉にあるのではないかな?と想像しています。

この問題は、社会的な問題で、彼の生い立ちや彼の家族だけに問題があったのだ、と他人事に片付けるわけにはいかないと、そう思っています。

価値観が自分の人生を作る基準となる。どうにも苦しい時は、自分が何を信じているのかについて疑問を投げかけてみることをお勧めしたい。

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◯インドでも同じことが起きている
インドの映画産業は有名ですが、ボリウッド映画といいます。その中ですごくヒットして世界的になってものがあります。
Three Idiots , 3馬鹿と言う映画です。

___ こんな映画です。IT技術者を育てる大学で授業についていけなくなった生徒が自殺をしてしまう。その大学を1番で卒業した人間は、実は、勉強に興味の無い息子を持つお金持ちが卒業証書を手に入れるためだけに、その代わりに忍ばせた替え玉だったり。
本当はカメラマンになりたいのに、いやいや大学に入り、どう頑張っても学年最下位の学生がいたり。インドにおける社会問題は、パロディーを込めて描いています。でもそれは本当に起きていることなのです。___ 

インドが国策として数十年も前から、ITに力を入れ、アメリカなど世界を抜いて、最も優れているIT技術者は、インド人と言われています。
その背景には、輸出できる産業がなかったと言うことにも理由があります。しかし、それ以上に、頭脳の輸出には、もっと多くの意味があると、インド政府は知っていたからですね。

少し話がそれたように感じるかもしれませんが、この事実を下にして作った映画と今回日本で起きた、ある俳優の死、これは関係がある、と私は見ています。

インドにおいてIT技術者になるということは、その家に置いてひとつの誇りであり、経済的な困難に打ち勝つための、最短、最大の道、と言われています。けれども、その家は無理をしないと、子供を大学にいかせられない場合、様々な問題が起きてくるのです。それを描いたのが、そのThree Idiots でした。

インドの大多数の親たちが、財産をなげうってでも、子供をIT技術者にするべく大学に通わせようとします。そのせいで、子供は自分の本来の才能を使えなくなり、ただお金のためだけに、将来の仕事のための技術を身に付けるために勉強する、お金のために働く、と言う事が起きているのです。

こうした経緯をたどってIT技術者になった人たちの精神的なストレスの大きさと言うのは、計り知れないもの、のようです。というのも私には、東洋の版東洋のシリコンバレーと言われる、バンガロールでのITカンパニーで働く、インド人の友達から直接聞いていることであります。
給料は高く、ステイタスがあるように見えるが、怒り、欲望、機嫌の悪さ、エゴの強さ、競争、など、ストレスからくる様々な精神不安定な人が職場にはいて、気が休まらない、と話しています。

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◯ 現代の病気、社会的な問題

この問題は、非常に大きく、一言で、良くないとか言う事はもちろん言えません。
けれども現代病であり、社会の病気の1つであると考えられるのではないでしょうか。

この世界、社会の大多数の人々の価値観、問題解決の方法、そして目指してるところはどこなのか?

本来の人間の幸せはどこにあるのか?

それを見失ってしまったこと、そうしたことが、こういった問題を作っているのではないでしょうか。

人生には、どうしても叶わないことがあり、その時どうやってそれをやり過ごすか、
その谷底に落ちてしまった自分を
いかにリカバリできるか、
そこに、余白を持つ考え方ができる人は、その困難を乗り切ることができるでしょう。

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◯いかにこの閉塞感を乗り越えるか
閉塞感と言う言葉でよくわかると思うのですが、つまり閉じ込められた感覚、ですよね。煮詰まってしまった思い詰めてしまっている、それ以外に考えられない、どうしたらいいかわからない、などなど。

こうした時に、余白のある考え方ができる人は、それをクリアすることができる。自分の思考でいっぱいいっぱいパチパチになってしまうと、人間誰でも苦しいものです。枠の外に目をやり、その枠を自分で壊す、そうです、自分の価値観をいちど壊してみるのです。

そうやって初めて自分の思考の中に、
何も考えない場所、余白が生まれます。

どうやったら余白のあるを思考ができるのか、日本にとどまらず世界でも、経済中心になってるために、常に数字を追うことばかりを求められます。厳密に言うとそうしなければいけないと思い込んでいます。それで、余裕のある考え方、余白のある思考、そうしたことを、なかなか学ぶ機会がないのです。

デザイン思考、アート思考など言葉が流行っていますが、結局は数字をうためだったりするのです。けれども人間が本当にリラックスするのは無限に目を向けることができた時です。そこに自分の無限性を見ることができるからです。数字を得るためにだけやる事は全て閉塞感を生む原因になっていきます。

ここで、このポイントに気づくか気づかないかによって、本当の人生の幸せ味わえるかどうかに、影響が変わって来ます。

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◯価値観を見直す
人生、これは自分の自分の価値観によってデザインされるものだと識る。
そして、納得いく、感謝に満ちた、幸せな人生を全うする道を見つけるために、これは、本当に知っておくべきことだと思うのです。

実は、私はもうすぐ、インドデリーと、タミルナード州にある、世界ナンバーワンクラスの素晴らしい学校の、オンラインの講師として迎えられました。
そこは、世界で1番、子供たちをケアしてると思われる学校です。学園の敷地内には、オーガニックの畑があり、そこでとれた野菜をランチで出しています。何種類もの、ビーガンを中心とした食事が用意され、お抱えのシェフもいます。

学校は環境保護とSDジーズ、など国連の定める、未来を良くするためのコンセプトを十分に取り入れています。

そのカリキュラムは、インドらしくとても充実していて良い成績を取った子供には奨学金も用意される場合もあります。

しかしながら、プログラムを見て私は少し心配になりました。それは今話したような、心の余裕を学ぶ授業が、少し少ないように感じられたのです。自分で考える力、創造する力、問いかける力、そういったものが人間の思いやりをはぐくみます。

これまでインドに起きている問題が起きないようにしていくためには、心の余裕を持てるよう、子供たちに伝えていく必要があります。先生たちにも。

それで昨日は、日曜日でしたが、その学校の子供たちのためのプログラムを作っている先生と、WhatsAppでやりとりをしました。

そして申し上げた事は、とにかく子供たちがタイトにならないように、私の授業の時間は、音楽瞑想などで、眠るような時間を設けたいと思う、と申し上げました。
そしてそれが十分に浸透した後、ドローイングワークで知性と思考と感覚を結ぶ、授業を行いたいと。

私は考えています。人間は本来、基本的には幸せである、何もしなくても幸せであると。けれども世界はそうではありません。
いつも何かを得ようとしています。いつも足りないと思うから、戦闘的になってしまいます。

本当に、この地球があること、
自然があることが素晴らしい。
こうした、全てのことに豊かさを感じられる感性を目覚めさせたときに、自分の人生のデザインの仕方が変わってきます。

起きてくる物事に対する捉え方、
対処の仕方も自然に変わっていくでしょう。

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◯ 私たちが本当に学ぶべきことって
今最最も必要とされている学びと言うのはこうした知恵です。これは、自分自身の生命力を感じることであり、不可思議な宇宙の真理を学ぶことではないだろうか。

算数国語科学社会理科とかではなくまず先に学ぶべき事は、自分自身のこととこの宇宙の不思議。
そしてその力がどのように人間に働いているのかを知ることなどなど。。。

無限♾の宇宙=無限♾の可能性を持つ自分であると理解するとき、
物事に対する捉え方と言うものは、無限の方法があるものだということが見えてきます。

どうかこうしたゆとりのある考え方、
余白のある思考の中で、
緩やかに考え方を遊ばせる時間を持ってください。

自分の考え方を壊す
遊びの中から、
きっと何かあなたを癒し、
励まし、
ほっとさせる何かが、
きっと見つかると思います。

失敗やうまくいかないと言う苦しみというのは、本当は自分の価値観をぶっ壊す一番良いチャンスなのです。

それに気づいたとき、
何か思い描いていたことが達成されなかったとしても、生きている命があると言う事だけで、それには、とてつもないそこには価値があるということが、きっと感じられると思う。

私も今日までに、本当に数々の失敗をしてきました。そして数々の失望を味わってきました。何をやってもダメなんだと諦めかけたことが何度も何度もありました。

でも信じ切れない時は、
乗り越えられないと感じて
ものすごく、苦しいものでした。

病気になって死にそうになった時は、
あと5分遅れてたら、
あなたは死んでたと救急隊員に言われましたが、私は本当にやりたいことがあってもう一度よみがえってきたと思います。

その後も失敗の連続で、うまくいかないことの連続ですが。その中でもつながってきていることを大事にして今があります。

今、谷底にいて、苦しい人がいるとしたら、
どうか生命に目を向けてください。

命はいつだって輝いていますよ。あなたが怒っている時も、嘆いている時も、笑っている時も、どんな時も、命はいつだって輝いています。

私たちはホントは会ったことがなくても、二度と会うことがなくなかったとしても、心の中でつながっています。これは私の実感です。匹ができなくなって死にかけた時に、病院でベッドの中でそれに気づいた時はお休み三日間ぐらい泣き通しました。

それは喜びの涙でした。

これを読んでいる誰か、人生で1度も合わないかもしれないあなた、
読んでくれてありがとう。

私たちはきっと心の中で
ほんとにつながっている、
私は、そう信じています。

Juma.creative  齋藤セシリアかおる

copyright © Artlosophy_juma.

今日のうちの昼ごはん

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