共感力はコミュニケーションのひとつ
Vol. 2
何故、共感力が今の時代に必要なのか、共感力とは何か、昨日はそれをアップしています。まだ、読んでいない方は、こちらからご一読下さい。Vol.1 共感力はコミュニケーション力の一つ Vol.1
では、今日のテーマ、共感力が生まれにくい現状、あらゆる関係性を見て行きましょう。
◼️共感力が育まれない原因と取り除き方
順不同、アトランダムに列挙しますが、社会問題化している様々なハラスメント、レイシズム、家族の決裂、自殺、財産相続問題、環境破壊、悪徳ビジネス、ギャンブル、戦争、宗教の間違った理解、それらが共感力を減らす原因になっていないか、共感力の結実がそうした問題を作り出しているかも知れない?と想像したことは、ありますか?
あらゆる問題は、絡まりあっています。問題が単独で、形成されることはありません。
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自分が痛みの体験を得た事や、体験の分かち合いで、問題解決の糸口を見つけたり、他者への思いやりが育まれるものです。
しかし、ある意味、良い仕事場や社会的ポジションを得ていて実務能力が高い人は、人間関係のトラブルも、仕事のような問題解決を目指しがちです。
しかし、自分には自信があるというイメージを持つ人であるほど、実は内的に閉じこもり、自分が問題解決出来ていると考え、問題に関係する全ての人々の心を思いやることが出来ず、皆んなのことを考えているつもりが、かえって自分本位になってしまうことがよくあります。
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それらの心のネガティブなエネルギー、また、その個人が生み出す社会的なゴミにも繋がってゆくネガティブな影響を取り払うにはどうしたら良いでしょうか。
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世界は今、ご存じの通り、それらの問題を解決し、地球全域の幸福を追及すべく、国連はダイバーシティを始め、SDGs17のルール、などを推進しています。
その中にあって、今ここで取り上げている高い精神性、共感力を育むような、No.4、質の高い教育を普及する、は、最も重要ではないでしょうか。
何故なら、人間の精神こそが、より良い社会生活を生み出す礎となるからです。
豊かな、慈愛に溢れた社会性を築く上で、共感力を育む教育は、急務だ、というのが、Artlosophy 感性教育研究における認識であり、この普及を目指す理由です。
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◼️共感力の高さを決める要素
これまでの、Artlosophy 感性教育の研究によれば、他者への共感力と他者との高いコミュニケーション力はバランスしており、さらに、それは、本来の自己とのコミュニケーションの度合いで共感力の高さ低さは、決定しており、内面の幸福感、人生の充実感の大きさとも繋がっています。
では、
『本来の自己』とは、一体なんでしょうか
それは、自我、顕在意識より深い、
『生命、魂、存在そのもの』を指します。
個人のプライバシーに関わる、地域、名前、性別、などを超えた、もっと根元的な人間の存在の本質を指しています。つまり、所謂、プライバシーは、自己の本質とは、根本的に異なる、という理解が出来るようになることは、大切です。
私たちは、日常、殆どの場合、心を忙しくさせており、宇宙存在の一員である事を忘れ、所謂、社会、国、仕事、肩書きなどが存在の基盤だと思いこんでいます。
しかし、自己に問いかけが出来る人は、時に共感力の低さを認識するときがあります。また、共感力の極端に低い人と関わることで、自分の共感力を度合い、成長具合を見せてもらえる機会もあります。
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◼️A 共感力が低いと言われる人の特徴
何らかの理由で、共感力が低下している人の特徴をあげます。シンプルに言えば、ある狭い範囲の考え方に囚われてしまうことで、共感力は働かなくなっています。
❶自分自身は、名前や性格、家族、育ち、体験、記憶、考え方、趣味、学歴、習慣、宗教、職業、コミュニティ、などの物質次元要素や潜在意識など、不変の実在ではなく、状況により変化する様々な要素に属すると考えている。
❷マテリアリスティックな自分自身を形成する要素というものを善悪という不確かな基準でジャッジし、それを自分だと考え、人生の目的が、真の幸福を創るため、だという認識が足りない。
❸状況、条件により変化してしまう善悪の技術を同質ととらえてない。その善悪のジャッジを、物事、他人の仕事、年収、過去の失敗、習慣などの、判断、識別する際にも適用している。
❹本来の自己と顕在意識である自我との関係を振り返ることや、それにまつわる関係性が、どこに起因するか、そうした問いかけや、自己の本質に対する問いかけが少ない。
❺自我の成長と人生の本来の目的を深く考えたり、その考え方を時々更新しようとせず、過去や未来に とらわれている。
❻ 大抵、他人の意見は聴かない頑固なパーソナリティを保持している。他人に自分を理解して貰うのは無理だから、と思い込んでおり、自分を理解してくれる人以外には心を開かない。
❼他人を理解しようとする姿勢に欠けているのは、内在する気持ち、どうせ分かって貰えないという、実は凄く分かって貰いたいという根深い感情が存在してることに、気づかない、焦点が当てられていない。
❽共感力の高さが、真の人間性の高さに比例していると識らない。相手に対する想像、慈悲心とは、思いやりは、自分の為にある、と理解していない。
❾ 今、ここで、何が起きているか、自分が本当にはどんな感情を持っているか、全てが神の技が働く、愛を学ぶ場だと知らない、気づいていない。
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この中で、自分に当てはまるものはありましたか?
では、明日は、共感力を高める考え方、習慣について、観て行きましょう。
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Vol.3 に続く…
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