コミュニケーション、と言う言葉はもう日本人の私たちにとって耳慣れた、外来語ではあります。しかしこの言葉の持つ真の意味について、改めて、掘り下げていく必要性を感じています。
普通、コミュニケーション力を高めようと考える時、うまくいってないものを、うまく生かせようと思うわけですが、感性教育研究ではそのように考えません。
私たちは常にコミュニケーションの通路は在り充分に働いてる、と言うところからスタートします。そうすると見えるものが変わってくるのです。
何事もそうですが、まず最初にその基準となる考えが大事ですよね。ですから、コミュニケーションについて考える時も同じで、その捉え方によって全く違った解釈が生まれてきます。
そこで、コミュニケーションをどのように理解しているかによっても、そのトレーニングの仕方だけではなく、その前段階である取り組む姿勢により、最終的なコミュニケーション能力の成長、成果には大きな差が出てくると予測されるわけです。
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◯ 守るべき姿勢、理解すべきこととは
まず最も重要な事は、
①私たちにはもともと高いコミニケーション能力が備わっている、を前提とします。
コミュニケーションの目的は
②全体性への回帰に在る、とします。
例えば、コミュニケーションについてを考えるときに、局所的な、対個人と個人の対話だけを考えるとき、その対話が行き着く先、目標によって到達できる地点は、非常に狭い世界のものになります。
すると物事の本質を見失うことがある、と言うこと。つまり常に普遍性に基づいて、そのコミュニケーションが行われているかどうかを判断する必要があり、それに基づいてトレーニングしていく必要があると言うことです。
例えば、体が病気になったとき、それは、自分の体の声を聞いていませんよーと言う体からのサインです。つまり体から、私たちの思考への向けた働きかけ、つまりコミュニケーション、体と思考の対話への申し入れなのです。
このように、それくらい、身体とのコミュニケーションは大切だと言うことですね。
この身体と思考の関係性だけではなく、あらゆる物事をこのように、こういう捉え方ができるようになると、物事の考え方や解決の仕方が変わってきます。
このコミュ活の目的は、そうした、私たちに本来備わっている、本質的なコミュニケーション能力を高め、全体性への回帰につなげることで、人間の持つ本来の幸福感充足感を味わってもらおうと言うものです。
普通、人々はこのように考えます。
例えば人間関係が、何かがうまくいっていない時、うまくいっていないものをうまく生かせようと思うわけです。しかしその考えそのものがあまり効果を発揮しません。
これは私たちがまず大前提として理解すべき事はコミュニケーション能力は私たちにはもともとあると言うこと。
そして
本来1つの生命や存在が天地創造の働きと進化によって、無数の違った側面を持つ存在として、違った役割を持ち、宇宙の愛と調和し活かし合うことを目的に対話すること” 、と、定義します。
なんかこのように話すと難しく聞こえてしまうかもしれませんが。^^
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ちょっとここで想像してみてください。
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私たちの肉体と心はつながっていますよね。それをバラバラにすることは決してできません。そして思考と感情、そして感情と記憶もつながっていますよね。
だけれども私たちはそれを別々に意識することができます。と同時にそれが別々に認識できることが、逆に問題を起こすことがあると言うこともあるのです。
ですので、コミュニケーションを理解しようとするとき、それ力を高めたいと考えるときは、
宇宙は、もともと1から始まった、というところから理解しながら、
完全な対話を取り戻し、本来のスムーズな動き、心と体の統合をとり戻していこうと言うもの、それが真のコミュニケーションであり、コミュ活の目的です。
コミニュケーションには大きく分けて5種に分類されます。
まず第一に、
❶心との対話
宇宙との対話
魂と自我の対話
自我と知性の対話
魂と知性の対話
感情と知性の対話
記憶と知性の対話
❷身体との対話
五感との対話
消化器官との対話
運動器官との対話
❸自然との対話
動物との対話
草木との対話
花々との対話
昆虫との対話
ウィルスとの対話
鉱物との対話
❹5大要素との対話
空との対話
風との対話
火との対話
水との対話
大地との対話
❺他者との対話
家族 パートナー 親族
友人
仕事関係 取引先/クライアント/お客様
学びの関係 師匠 生徒
対話、こそが真のコミュニケーションですが、
そんなにあるんですか?
と驚かれるかもしれないし、
多くの方が、5番目の他者とのコミュニケーションだけを想像すると思いますが、人間はつくづくに凄いものですね。
これだけのものに囲まれ、これだけのものと常にやりとりしながら暮らしているのです。
私たちがお伝えしたい、
大切にすべきなのは、❶❷、のコミュニケーションです。
魂と自我の対話
これができるようになると、その他、のコミュニケーションも楽にできるようなるでしょう。
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参考