🔵哲学を科学に置き換えたら

科学の目から見たらあらゆることが科学である。同様に哲学から見たらあらゆることが哲学である、といえます

ここで哲学を少し異なる角度から掘り下げてみますと、哲学とは、ソクラテスやプラトンアリストテレス、老荘思想、ドイツの哲学などを学ぶことそのものではない、と分かってきます。

しかし大抵の場合、哲学に関する知識を学ぶことが哲学だと思ってしまい、哲学を難しいことだと思ってしまっている人がほとんどです。

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科学で言うと、哲学とは、究極的に言えば実験観察する行為のこと。観察に観察を重ねることで実験に違った結果が現れる事は、よく広く知られた事実です。この態度をあらゆる分野に置き換えることができます。

例えば、

デザイナーにとってみたら、色彩構成について色紙で目の前に並べてみることであったり、

料理人から見たら、レシピを考案し、それを試しに作って、味見することであったりします。

音楽家にしてみたら、音楽を作曲をしたり練習をし実際に聞いてみることです。

詩人からすれば、詩を書いてそれを声に出して読んでみることであるし、使っている言葉の意味や感情をさらに掘り下げることだったりします。

画家からすれば、自分の描きたい世界を構想し、エスキースや、下絵を描いてみることだったりします。

要するに、真実の哲学と言うのは、頭の中だけで理論を組み立てるのではなく、実際的な生活の中における行為に立脚したものです。

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デザイナーから見るとあらゆることがデザインだと言えるわけですが、

デザインと言う言葉には、必ず哲学がついてまわります。

どのような哲学があるかによって作られるデザインが変わってしまうからですね。

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1つのプロジェクトを行うために、

様々な働きを持った哲学と言うものが、

そのプロジェクト支えています。

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例えばディスカッション、例えばディベート、例えば人とのコミニケーション、また自分自身とのコミニケーション、そういったものを一つ一つがデザインだといえます。そして一つ一つが哲学だといえます。

世界3大知性の一人と言われるフランス人のジャックアタリ氏は、今このパンデミックの最中にどのようなことを言ってるのでしょう?

彼は

利他主義

と言う言葉をあげています。

今こそ人間らしい選択をすべき時なのではないか、と。

デザインの世界ではそれを

ユニバーサルデザイン

と呼びます。言葉は違っていても、つまるところ同じ意味です。

ジャックアタリの言うところの利他主義とは、それを突き詰めると自分自身のために跳ね返ってくると言うところにあります。

デザイナーや科学者、アーティスト、料理人も、実験と称する哲学で行うべき事はたった1つしかありません。

自分の生み出したものが、これから生み出されようとするものが、全体と自分自身にとって、調和的統合をするのにふさわしいものであるのかどうか、それに尽きるでしょう。

哲学とは、ざっくり言えばその人の考え方です.。その人の物事を捉えている物差しが、どのようなものであるのか、それによって生み出される結果が変わるのです。

今自分の哲学をどのように判断していますか?

足もとに光を当てて、考え直すのも良いでしょう。それは科学的に言えば、未来を乱すための実験であり、実験を観察する行為です。

観察することで、結果は変わる、

このことの理解を深めたときに、哲学すると言うことを、観察すると言う事で物事に問いかけを持つこと、問いかけるフィールドを作ることというのがいかに大事かが分かってきます。

その基本として最も大切な事は、自らの心の内で頭の中を覗いてみることではないでしょうか。

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