美術、図工の授業は何のためにあるのか? その授業がなくなるとどうなるのか?

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本日のトピックと、この写真の作品を作った彫刻家から私が学んだ事が、私のお伝えしているプログラムの下地にあります。

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美術、図工の授業は何のためにあるのか?

その授業がなくなるとどうなるのか?

今日はソウルナビゲーションの2つの切り口の一つ、アート、美術、図工の側面からお話ししたいと思います。

今日ここでお伝えすることは、

図工や美術、芸術など、正しい指導を受けた場合には、

すべてをありのままに受け止める、

受動的な態度が身に付き、自分自身のありのままを受け止め、

自分の才能を思う存分開花させる準備ができる、と言うお話です。

(私は現在、スピリチュアリティーを磨く感性教育研究しながら、国際シーンでアーティスト活動を行っています。これまで17カ国の国々で作品を発表してきました。そして私の教育研究は日本を含め4カ国の教育機関で行ってきました。現在も、日本で最初にできたデザイン学校桑沢デザイン研究所のオンライン講座の準備をしています。

そして現在、その研究に、ソウルナビゲーションとネーミングしてお伝えしています。魂にリードしてもらうことが、最も近道で確実だからですね。魂にリードしてもらうために、何をするとそれに、近づくことができるのかについて私はお伝えしています。)

◇ ◇ ◇

では最初に今日のトピックに関連する、私の育ちについて、少しお話しします。

私の父は東京の築地の魚市場で、マグロ問屋を営んでいました。そして家にはお手伝いさん、おばあさん、おじさん、父の店で働く若い衆まで一緒に住んでいる大家族でした。

私は、子供の頃から図工や美術が大好きでした。ひとりでいること、空想の世界に入ること、それである意味現実から逃避していたとも言えますが、そこでリアルな人間関係から学べない様々なものを吸収してきたと思います。

子供の頃に読んで覚えている印象に残った物語を1部ご紹介します。___リップバンウィンクルの白鯨、ホメロス神話、罪と罰、ジョルジュサンドの愛の妖精、マハーバーラタの中のシヤクンタラ物語、古事記、秘密の花園、小公子小公女、ロシア民話、石の花、等々皆様も聞いたことがある物語がその中にあるかもしれません。そしてこれらの物語が収められているハードカバーの本の表紙は、世界各国の風物写真、そしてその国を代表する画家たちの作品、そして本の挿絵には日本を代表する芸術家たちの手によるものでした。

これらを、本当に繰り返し繰り返し読みました。事実上私の人生の教科書のようなものでした。この中には、たくさんの点でほんとに手本とすべき人間の生き様や、人間に伝えられた神の教えがあったり、主人公たちが苦しみながらでも書きながら乗り越えていく姿を自分に重ねて、自分を勇気づけていました。

そのくらい私はリアルな生活の中では、落ち着くできないような、騒がしい、残念ながら暴力的な家庭環境の中にありました。

しかし父に感謝しているのは、この本を与えられた事でした。本当にそれがなかったら今の自分がいないと思います。勉強好きだった父にとって、読書は本当に大切だと言うことを考えてのことと思います。

(父は中央大学を卒業し、鹿島建設に勤めましたが、あいにく父親が急に倒れたので仕方なく会社を辞めてお店をついたのです。本当の父親やりたかったことをやっていたわけではなかったですね。それが父をいら立たせていたのだろうと言う事は後々理解しました)

また、私は人生の中で素晴らしい先生に巡り会えると言う運命を持ってきました。先生たちからのご指導無く、今の自分はいません。

ものすごく感謝しています。

さて、今日の本題から、ちょっとそれてしまったようですが、単純にそのトピックについて話すよりもその背景を読むことで、ご自分の日常や人生を想像しながら読んでもらえたらいいなと思っていました。

◇ ◇ ◇

現在日本は、図工や美術、書道、音楽を始めとする、芸術教育がおざなりにされています。

もし学校にまだそーゆー科目があり、良い先生になり生まれているならば、これから書いてあることをしっかり読んで、生活、教育のあり方、お子様の将来、進路、選ぶべき職業、ご自分の教育についての考え方などについて振り返るきっかけにしてくれたらいいなと思います。

私がこれまで出会った人の中で、この人はとても感覚が優れているなぁと思っても、図工や美術が嫌いだった苦手だったと言う人が案外いて、それには驚いています。

でもその人は自分の感覚を図工や美術以外のものを使って例えばスポーツとか、音楽などで磨いてきたのだと思います。本日は特に、図工、美術の側面から私たちが一体何を学べるのかどんな力を引き出すことができるのか、それができないとどうなるのかということについてお話ししたいと思います。

◇ ◇ ◇

図工や美術の科目において、良い先生に恵まれないと、その子供にとっては将来、結構悲劇的なことになる。。。

…. その話の本題に入って行く前にこの本を見てください。

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この絵本を書いたのは私の先生です。

先生から私が直接学んだことを、プログラムに変えてお伝えしています

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図工や美術をめぐるネガティブな体験、

これは多くの人から聞いています。

うちの子は絵が下手だから、

才能がない

私には、僕には才能がないと、、、。

そのことで深く傷つきで学校に行きたくなくなったりいじめにあったり、自分に自信をしなったりいろいろな問題に派生したようです。

( 私の場合はその逆で、勉強があまり好きではなかったので、絵を描いたりすることで、自分自身を保っていたのです)

よくよく聞いてみると、先生が文部省の指導要領に則って、非常に狭い解釈の中で、ただ点数をつけるためだけに指導している場合が多々あると言うこと。これは私の知り合いの美術の先生たちにも聞いている事です。

本当の良い先生たちは、図工や美術が、専門家を作るためにあるわけではない、と言うことをよく知っています。

手っ取り早く言えば、図工や美術の授業は、その子の持っている観察力、集中力、洞察力、識別力、創造性そういうものを引き出すための、練習のような、サポート授業です。

中には図工や美術に才能のある子供もいてその子にとっては、それが将来の仕事と直接関係してくる子もいるでしょう。でももう一度言いますが、図工や美術は、そういったクリエイティブな、お仕事、デザイナー、アーティストエトセトラになるためだけにあるわけでは無いのです。

先に記した観察力から創造性まで、そういうものを引き出すためにあるのです。だとしたら、図工や美術に関わる事がどれだけその子のためになるでしょうか。

図工や美術に触れることで専門家を作るわけでは無いのだから

別に上手くなれなくていい、それが究極の答え答えです。

だからお父さんもお母さんも、自分のお子さんが笑が下手だとか言うことを嘆くこともないです。その成績が悪いからといって、この子には才能がないと嘆く必要もないのです。

しかし近頃日本の学校では、文部科学省の指導要領により、図工、美術書道、音楽、そのような創造性を伸ばす科目がないがしろにされている、学校で教える先生の数を減らしている、授業はなくなっている。専門に教えられる先生も少なくなり、美術のことをわからない先生が都合を教えているなどと言う問題が起きています。

(がそれに対し異議を唱える日本の保護者が非常に少ない。それは美術、芸術の持っている真の意味を知らなさすぎるのです。すぐお金になること、将来の大学、就職先の事ばかり考えていて、人間にとっての本当の幸せとは何かについて、施行するということが抜け落ちていることが原因ですが、それ自体が本質的ではない、歪んだ、足りない教育の中で、そのようなマインドになってしまったと言うことに気づいている人が少ない。)

これがなぜ問題かと言えば、先に書いた事と思い出してください。図工や美術の授業は何のためにあるのか?

そうです、それは美術学校ではありませんので、専門家を作るためにやるのではないんです。また点数をつけるためにやるわけでもありません。

ほんとの意味で正しく美術や図工に関わることが、人間の能動的な創造性、人間力、知的な力の全てを引き出すだけではなく、

そのもっと手前にある、

心の癒し、人を思いやる心、物事を受け止める心、想像力を膨らますことができるようになり、そういうものをよく先生の指導によって培うことができるのです。

想像力のないところに進歩は無いのです。

今の日本の教育は想像力を使わせないところにあります。決められた答え既にわかっている答えを導き出す方法論を教えることが中心になっています。それは記憶学習のようなもので、想像力や、創造性に結びつく、考える力を育む事はありません。

実際のところ、私が過酷な家庭環境に育ちながらも、心を捻じ曲げたりで誰か恨んだり、不良のようにならずに、人生を生きて、来れたのもこういった美術図工を始めとする芸術に親しむ環境が用意されていたからですね。

それは本当に幸運なことでした。

今それが学校で用意されないとしたら、私たちはどうしたらいいでしょうか?自分たちでできる限りの環境を整え、子供たちのためにそしてお父さんお母さんも心の健康のために、本当の意味での芸術、美術を理解し、それに取り組むことで、健全な精神を養い、本当に自分の才能にも気づき知性も磨き上げ、豊かな人生を送っていってもらいたいと思っています。

ソウルナビゲーションのプログラムで、

図工や美術、そうした芸術的な感性を磨き、頭の枠組みを超え、本質的な力、魂にリードを任せる感覚をつかんで行くことができます。

それによってあなたにとって最も信頼できるのは、自分の感覚だと理解し自覚し、魂に自分をナビゲートしてもらおうと言うところまで理解できるようになっていきます。

このソウルナビゲーションの、理論と練習を体験することで、自分の人生を変えるのに最も大きな力を持つ、この宇宙の創造と関係がある、自分の想像すると最も関係がある、受容エネルギーにスイッチが入ります。

なぜならば受け止めたものインプットしたものがアウトプットできるものを決定するからです。

だから、受容にスイッチが完全に入った人は、大きく成長することができます。

これがいつも私が行っている所の

母性にスイッチを入れましょうと言う事ですが、

今日ここでお伝えしたかった事は、

図工や美術、芸術など、

正しい指導を受けた場合には、

すべてをありのままに受け止める、

受動的な態度が身に付き、

自分自身のありのままを受け止め、

自分の才能を思う存分開花させる準備ができる、と言うお話でした。

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下記リンクは、私が桑沢デザイン研究所で行った、親子のためのワークショップ。
コミニケーション力を高めるプログラム

https://youtu.be/p8BHYnezhp8

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Reference

マントラ詠唱と生き生きとした人生

⭐️アート専門ガイダンスコース

🌎 AI時代に必要な教育とは