パーフェクトコンビネーション:アートと哲学Vol.1_知覚言語の重要性

投稿日:

知覚、感情、思考は密接だ。感情を深く読み解くにつれ、哲学とデザインの方向性はクリアになる。by Juma Society

.

デザインとは単にどのように見えるか、どのように感じるかということではない。どう機能するかだ。by Steve Jobs
.

いかに自分にプログラムされたものを機能させるか。だが、何をプログラムされてるか、最初に気づかないとならない。by Juma Society

.

.

自分にプログラムされた機能はすでに開発されている。いかに起動、Update するか。五感と哲学的態度にその鍵がある。by Juma society
Sensibility Education Artlosophy

.

.

.

The Importance of Perceptual language :

Perfect Combination! Art &Philosophy Vol.1

人間は、コミュニケーションする際、言語だけで理解する割合は少なく、むしろ、知覚から受け止めた知覚言語でコミュニケーションしている、という。

虹は日本では七色だと教えられるが、

ある国では、五色だ。

しかし、本来、光りの色彩は無数、無限ではないのか?

実際、それは本当に数え切れない。状況によりすべて色彩は、違って見える。空気の中の水分量や、光りによって。そして何よりも、たった今の、感情で色彩も印象も、違って見えてしまうのだ。

自分が何かの答えを、誰かに示しても、

伝わらないのは、そんな理由もあるだろう。また、色彩を識別できるかどうかも、考え方、捉え方により変わってくる。

__ 昔むかし、こんな事があった。

大?失恋した時、丁度桜が満開の季節。

あまりに落ち込んで、桜を美しいと感じるどころか生命力さえ感じなかった!笑

その時、意外にも客観的に自分を見つめる余裕があった。

桜が美しく見えないほど、私は今、不健全だ、と。^^

このことは、私たちの心が、観るもの、観えるものの価値や印象を決めている、という証明でもある。

わざわざ、分かってることを書くには

理由があります。

少しお付き合いください。

.

◆ プラクティスとセオリーは何故、自分にプログラムされたタレントに気づき、それを起動させ、Update ミラクルコンビなのか__

雰囲気、色彩、温度、その時に周りにあった音などなど、私たちが無意識に取り込んでいる、自身の知覚言語から得た外界の様子は、認識に影響を与えているが、

受け止め方は個々に違う。

ここに、人間同士の間に誤解が生まれる原因があり、問題が持ち上がる原因にもなる。

しかし、もしも、私たちに、もっと想像力があったならば。知覚言語の成り立ちとその機能、使い方を熟知していたならば、その逆に、よいコミュニケーションに繋がる。

.

わからない、

しらない、

なれていない、

その上、

相手の体調や顔、声も聞こえないので、コミュニケーションはもっぱら、

言葉の意味に重きを置き過ぎている、ということも原因でしょう。

言葉の意味、認識は、一人ひとり深さが違うのだ。それを自分と同じだと思うことで、誤解が生まれやすい。

.

.

◆ 感情観察とコミュニケーション力

五感を使い外界の情報を受けとるワークプラクティスと、それを判断し決定する知性に影響を与えるセオリーの熟知は、コミュニケーションを始め、

あらゆる創造に直結する高いレベルの哲学マインドを育てる。

__ このミラクルコンビネーションが、私たちの仕事や人生のあらゆる良き可能性に影響を与えるのは、

人間には、生来、異なる次元の情報をやり取りしながら、新しい何かを生み出そうとする脳や心の機能がある。

それは人間は、そのようにプログラミングされているからだ。

そこで今日は、人間に元々備わった、

言葉を超えた視覚言語感覚を伸ばすためにプログラムされた機能に気づき、

起動させるために、

どんなことがあるのかを、

人気の画家パウル・クレーに触れながら、紐解いてみたいと思う。

.

.

◆芸術表現と感情との関係を示してくれたパウル・クレー

芸術において、

丸や三角や四角などの形、点線や直線やカーブした線、強い線などない、そして色彩の曲混ざり具合や色彩と色彩の関係で画面の中における重さや軽さなどを使い、感情や考え方を表現している。

私たちは知らず知らずに、会話するときにも、絵を書くように自分の感覚を言葉使っています。

.

◯パウル・クレーについて

彼はドイツで発展した造形教育の1つの運動が生んだ学校、バウハウスで教鞭をとっていました。彼は音楽家になるか、画家になるか悩んだ末、結局は画家になります。そしてバウハウスでも教えるようになったのです。

その彼の授業は独特です。その一部分が出版され本になっています。最初、本を開いた時、それはとても読みににく、どう見ても難解なものでした。

あれから7年は経過し、感性教育で心をつぶさに観察することを継続してゆくうちに、自分自身の感情に寄り添うことが習慣になり、あんなに難解に想えたパウル・クレーの言っていることが、次第次第に分かってきたのです。

また、不思議なことに

理解不可能に想えた人の心が

見えてきたように感じています。

それにより、コミュニケーションがスムーズになり、信頼関係も深まり、仕事の機会も増え、チームワークも良くなり、家族、友人との人間関係も良好になり、プライベート、ライフが豊かになった、と実感しています。

彼の教育が、どこから来て、どこに向かっていこうとしているのか、彼の芸術と哲学を紐ときながら、芸術と哲学が人間にもたらす、メリット、ベネフィットを想像してみましょう。

.

.

◆彼の教育の特徴

彼は、感情を非常に重んじていました。

さらにもっと言えば、芸術と哲学や思想との関係を結びつけることに努力を払った人でした。

彼はその著書教育スケッチブックの中で、感情と造形的表現との関係性について、詳しく述べています。

例えば、点線と直線の違い、

例えば薄い色と濃い色の違い、

例えば補色同士が出会う時に生まれるグレーの色についてなど、

彼は感情と絵画の中で使われる表現の関係性を非常に深く研究していたといえます。

.

.

◯作曲するかのような、絵画制作の課題

そして巻末に残されている文献から

学生たちへの興味深い課題を見つけました。

まず彼は感情を表すための、いろいろな仕掛けを作るために言葉を駆使しました。しかし、それはとても詩的なもので、一人ひとりの想像に任せた感じです。そして、普段、あまり思いおこすことの無いような、すこし複雑な感情を想い起こさせるような状況をストーリー仕立てで設定します。

それを課題として、学生たちに与えていたのです。

この課題から想像することは、まさに、感情と言葉( Story ) の結婚であり、さらには、作曲と作画、音楽と絵画を結婚させるようなものです。

音楽がとても感情に訴えかけるのと同様に絵画も同様に感情に訴えかけると言うことを、彼は非常に意識していたのだと思う。

こうやって書いてみるととても当たり前に思えるのですが、私たちは普段、無意識に行っています。

そしてアーティスト、芸術家、役者さんたちは、意識的にそれを行っています。

パウルクレー は、それを非常に深く理解して、創造と感情エネルギーの関係を分らせようとしていたのだと思います。

.

.

◯芸術を理解する力で育まれるもの

このように、彼は微細な感情、感覚を、いかに表現するかに全力を注ぐべきだ、考えています。

それは、人間を取り巻く世界、目の前に起きている事実を、芸術で認識する力を目覚めさぜ、Update させるようなものです。

色彩には、寒色、暖色、無彩色、

パステル、ペール、ビビッド、グレイッシュ、ダーク、など、大きな括りがあるほか、日本には独特の和名をもつ色彩もあります。形には、丸と三角と四角と、それは明らかに与えられる印象が違いますよね。

パウルクレーは、自分の感情や考え方に基づき、それらの色彩や形を使うようにと指導していました。このことは私たちが5年コミニケーションする際に自分の使う言葉をいかに大切に扱いどのような気持ちを込めるかと言う事ともつながっていますね。

音楽の場面でもいえば、非常に高い音をかすかに聞こえるか聞こえないかのようにバイオリンを弾くこと、

あるいはコントラバスで1番低い音1番大きな音で長く響かせること。

この音の違いが感情に一体何を訴えかけるのでしょうか。自分の今の心はどちらの表現を使うことが、最もふさわしいのでしょうか。考え方を表すのにどのような表現を使うことが、最もふさわしいのでしょうか。

そのぐらい、音や形や色彩、線、と言うものは、人間の感情に、そして思考にさえも影響与えているわけです。

.

.

.

◆今日のポイント

1: 人は、絵に描かれた物事の構成から、言葉を介さずに情報を受け取る。

2: マインドのコンデション、信念や思い込みによって、印象が変わってしまう。

3:芸術の鑑賞や、絵を描くことは、自分の心を知り、表現する助けとなる。

4: 五感を扱うプラクティスとセオリーを学び体験することは、自分にプログラムされた機能に気づき、Update させるミラクルコンビである。

.

.

…………………………………………

自己が啓発されることは、感性教育ArtlosophyのBenefitにもあります。

しかし、本当の意味で自分に自信を持ち、持てる才能、機能に気づき、自分らしいパフォーマンスに変え、社会の中で機能させるには、 知識で記憶やマインドを変えるだけでは不十分です。

五感、知性、身体が統合され、地球に生きる存在としての、トータルなアイデンティティとしての感性の度合いは、無視できません。

また、自分自身に対して、哲学的問いかけが少ない人には、自身の機能をアップデートすることができません。

自分にプログラムされた、すでに開発済みの素晴らしい機能を完全に起動させるには、さらに深い哲学や、深い体験が必要になります。よく、耳にすると思いますが、DNAには自分にしかないプログラムが眠っています。どうやって、目を覚まさせることができるでしょうか。

そこには、自分がこれまで意図したこと、想像したことも無い可能性が眠っていることでしょう。

一時的に脳にアドレナリンが出るような刺激的な体験ではなく、むしろとても繊細で、細やかな波動、セロトニンに関わる脳内の周波数に触れていくような緻密で、地道な長期的、継続的習慣、思考回路、ライフスタイルをつくるのです。

だから、世界的に瞑想が流行っています。

そうしたプログラムが、自分が未だ気づいていない機能に気づき、起動させ、自分らしい、高いレベルのパフォーマンスの扉を開ける重要な役割を持っています。

.

人間は、機能が高いがゆえに

想像するよりもとても、

繊細にできているのです。

.

例えば食べ物は、マインドに影響します。そのことは、インドのヨギが実践者であり、彼らは瞑想するために、動物を食べないのです。

昨今、マインドフルネストレーニングが一般化してきましたが、ライフスタイル、食べ物をみれば、ファシリテーターの質は、一目瞭然です。

.

私たちJuma は、トータルな研究と実践を行なっており、地球環境に意識を向けられない肉食者は、私たち研究会のファシリテーターを任せられないのです。

.

それが、この私たちの研究する教育研究の最も根幹になる部分であり、一般的な自己を啓発するプログラムとは違い、持てる能力を生かし形にする、本質的で全体的なトータルなエジュケーションである証です。

Juma Society / 感性教育Artlosophy

founder Saito Cecilia Kaoru

.

.

Reference

ジョブズ、マーク・ザッカーバーグに影響を与えた、インドを学ぶコツ  How to learn Philosophical Attitude vol.1

Why Indian wisdom can grown up Great leader , How to learn Philosophycal Attitude : Vol.2

民族のDNAの特性と言語、美意識を高めたら… インド-日本-世界

🔵美術と癒しの深い関係

顧客満足、働き手満足、 経営安定への新しい道筋を作るEQを育てる感性教育

🌎 Artlosophy Concept

📩 Contact / about Guide

.

copyright © Artlosophy Juma.

.

.